さて、今日はワインの輸入について!
MICHIGAMIワインの魅力の一つ、それは生産者から直接ワインを輸入しているということ。
なぜ直接輸入するのが良いのかというと当然、中間マージンが省けるのでその分、ワインを安く販売できるという事ですね!これが問屋さんなどを経由すると現地フランスの問屋、日本の業者など間にはいる人が多くなるということはその分がどうしても価格に反映されてしまいます。
しかも現地の問屋さん経由ですと、果たしてそのワインが本当に良いのかどうか。もちろんある程度のブランド品であればそれもあり、むしろ問屋さんを通さないと買えないでしょうが、無名でありながらこれは良い!というワインを皆様にお届けするにはやはり自分達で選びぬいたものを直接輸入するのが最適であると思います。
MICHIGAMIワインでは長年に渡るつきあい(50年以上!)のシャトーからサンプルを2本ずつ送ってもらいそれを試飲します。個体差や状況の差などによる間違いがないように2本送ってもらい、時期をずらして試飲をしています。そしてこれは良い!と思ったものを輸入するわけです。其のため、なかなか種類は増えず、他のお店のように何百種類も揃えることはできませんが、果たしてその何百種類は試飲をすべて行っているのでしょうか?問屋さんから抱き合わせで送られたものではないでしょうか?
MICHIGAMIワインでは全て試飲をして納得したもののみを輸入しています。其のため、おすすめは何でしょう?と聞かれたらすべておすすめです!まぁ実際言いづらいですが、どれも美味しいと思って輸入しているものばかりです。
前述の通り輸入作業をすべて行っている為、(通関などは専門業者でないと難しい為、お願いしていますが)、輸入の流れにも詳しくなってきます。試飲後の流れとしては、シャトーへ発注をします。メールで直接生産者に送りますが、電話も直接します。ここはボルドーで育った弊社代表ならではの作業になりますが、もちろんフランス語で直接やりとりをします。やはり直接電話をすることで細かい確認もできますので安心ですね。もちろん長年に渡る信頼もありますし、これまでの輸入で培った交渉力も強みです。
そしてワインのバックラベルのデータを送ったりして、ワインを準備していもらいます。ここでも少ない種類を大量のロットで購入することによってコストパフォーマンスがよくなります。通常のスーパーでもケース買いがお安いのと同じですね。
そしてワインを港に用意してもらい出航。日本での輸入の際の準備をします。ややこしいのが担当者によって厳しかったり、そうでもなかったり。まぁ変なものが輸入されまくるのも問題なので厳しいのはいいかと思いますが。輸入時に引っかかると色々と面倒です。書類に不備があったり、まぁ商品(ワイン)は長年に渡って輸入していることや、付き合いのあるシャトーなので変なものを入れてくることは当然有りませんので問題ないですが、例えば分析機関の社名が変更になった等でもその変更された証明の書類を用意する必要があったりします。またX線検査の為に、コンテナに商品をいれた順番を教えて下さいとか。「どっちでもいいだろ!今回2社からしか入れてないぞ!」とはもちろん言えませんので現地に確認をとります。
ここで気になるのはあまり商品を足止めしてしまうと保管料が取られてしまうというところ。その為、時差があってやりとりがスムーズにいかないと時間がかかってしまいますがフランス人の方を急がせる必要があります。もっともきちんと対応してくださいますが。また、受け入れ先の倉庫にもいつコンテナを入れますという日程の調整が必要で、「いつでもいいやんけ」という訳にも行かず、この日は他のコンテナが入る為だめです、といったことも。
MICHIGAMIワインではコンテナから倉庫へワインを入庫する際に必ず立ち会う事にしています。これはワインが海上輸送の際に割れていたら保険を請求する必要があったり、実際にコンテナにどのように入れられているか、商品の潰れ(特に箱ワインBag In Box)などはないかなどを直接自分たちで確認して、改善点があれば現地に報告して次回修正してもらうなどの点からそうしています。
まぁ後半は余談ばかりでしたが、直接輸入する事でコストパフォーマンスの良さを実現しております!というお話でした。